Madness is part of Life(狂気は生の一部)
エスパス ルイ・ヴィトン東京
社 会の一部をなす狂気は、管理しなければならないもの、薬剤によって隠さなければならないものとされてきました。まるで、そうするのが正しい考えであるかの ように。しかし、誰にとって正しいことなのでしょうか。世界は情熱に満ちています。私たちの内面や周囲に息づいているのはささやかな狂気です……私たちに はそれが必要なのです!
A vida é um corpo do qual fazemos parte, 2012
われわれは生という体の一部
ポリプロピレン及びポリエステルのひも、プラスチックボール
780 x 786 x 1486 cm
drawing: courtesy of the Artist
work with the support of
Espace Louis Vuitton Tokyo
これは連作 『Balanço(ブランコ)』に属する彫刻です。膜(スキン)と細い通路(キャットウォーク)で構成されています。この通路は宙吊りになっており、人は その上を歩いたり、そこに座ったり、寝転んだりできます。LIBWPO (Life Is a Body We Are Part Of)の場合、その作品は、上方の精子を表す通路部分と卵子を表す居住空間という2つの要素で構成されています。これは体験型彫刻です。人をガラスの建物 の近くまで引き上げて眩暈を感じさせる、あるいは少なくとも「空中」に浮遊している感覚を味わわせるという狙いもあります。これは、安定感を扱った作品で す。私たちがどのように動き、欲しがり、恐れるか。この作品を通じて生み出そうとしているのは、体をなしている場、あるいは動物的な場であり、同時に私た ち自身にとっての風景です。ドアは、この2つの領域を繋ぐ門、ないしは両者の連続性をなします。この作品における壁の膜(スキン)は、相互接続された、螺 旋状のかぎ針編みの「細胞」から成ります。本体の通路は「魚卵の細胞」、すなわちプラスチック・ボールがいっぱい詰まったチューブでできています。
TorusMacroCopula, 2012
トルスマクロボールト
ポリプロピレン及びポリエステルのひも、プラスチックボール
780 x 120 x 120 cm
work with the support of
Espace Louis Vuitton Tokyo